

リターン・オブ・ザ・オブラ・ディン
価格履歴
直近 36 か月 · 毎日更新価格は Steam 公式と 39 社の正規ストアを対象とし、正規の提示価格のみを集計しています。グラフは直近 36 か月について、週ごとの市場下限価格と Steam 公式価格を表示します。
価格履歴は米ドルで記録しています。表示金額は 2026-10-12 時点の欧州中央銀行レートで JPY に換算した参考値です。実際のお支払い額はストアのページをご確認ください。

01リターン・オブ・ザ・オブラ・ディンについて
『リターン・オブ・ザ・オブラ・ディン』は、探索と論理的推理を軸にした一人称視点のミステリーアドベンチャーです。東インド会社の保険調査員として、ファルマスに入港した放棄船オブラ・ディンを調べ、乗員に何が起きたのかを評価します。 Steam PC版のプレイヤー評価は、32,495件のレビューで96%が肯定的です。 2018年10月18日に配信され、シングルプレイヤー体験およびフルコントローラー対応として掲載されています。
制作スタッフ
36か月間の記録最安値
≈ ¥1,5842023-10-17 · Steamベースゲーム · 上のチャートと同じ記録。USD履歴であり、地域別Steam最安値ではありません。言語サポート
| 言語 | インターフェース | 字幕 | オーディオ |
|---|---|---|---|
| 簡体字中国語 | はい | はい | — |
| 繁体字中国語 | はい | はい | — |
| 英語 | はい | はい | はい |
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| 言語 | インターフェース | 字幕 | オーディオ |
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| 韓国語 | はい | はい | — |
| アラビア語 | はい | はい | — |
| ウクライナ語 | はい | はい | — |
Steam PC版データ · 2026-10-13
02購入前に
言語と音声
Steam PC版では英語のフル音声と複数言語の字幕が案内されています。特定の字幕が必要な場合は、購入前に掲載言語を確認してください。
プレイモードとコントローラー
Steam PC版のページではシングルプレイヤー体験とフルコントローラー対応が示されています。Steam Cloudにも対応し、WindowsとMacで動作します。
03よくある質問
調査はどのように進みますか?
オブラ・ディンを探索し、論理的な推理で乗船者たちの運命を特定します。物語は発見した場面や手がかりを通して語られます。
物語の舞台はどこですか?
1803年に海で失われたと宣言されたオブラ・ディンが、1807年にファルマスへ漂着します。あなたは保険調査員として乗船します。
発売日はいつですか?
{releaseDate}に配信されました。
評価はどうですか?
Steamのプレイヤーレビューでは現在、{reviewCount}件のレビューで{rating}が肯定的です。
人気のSteamレビュー
母語選択 · 10件のレビューこの言語で選ばれた参考レビューには、推奨と批判の両方が含まれます。この選択は全体の肯定評価を表すものではなく、意見はレビューされた版に関するものです。
歩ける3D推理ADV。プレイヤーは19世紀初頭の保険調査官となり、不思議な力を宿した懐中時計と本を頼りに人物の特定と死因を調査するのが目的。 ゲームの目的は単純だ - プレイヤーがある人物から託された本には、登場していた船員・乗客60名の名前等が記載された名簿と、全員の顔が書かれたスケッチが既に付いている。あとは、どの顔がどの名前なのかを特定し、適切な死因を選ぶ。殺人の場合は犯人も記載する。たったこれだけである。 ここで役に立つのが懐中時計。死体にかざす事により、死者が死ぬ20~10秒程度前から死の直前までに聞いた音が真っ暗な画面で再生された後、死亡した瞬間の画面が目の前に映し出される。この死亡の瞬間は、ある程度の範囲内で自由に動き回ることができ、どの顔の人物が何処で何をしていたのかをジックリ観察する事が出来る。他のレビューでも言われているとおり、一つ一つが「歩ける絵画」と言える程に凝った作りになっている。この中で、更に死亡した人物が居る場合は、懐中時計が自動的に探知して、現実世界に幻想の状態で死体を復活させてくれ、さらに記憶を辿る事が出来る。 本の方も画期的だ。最初はほぼ白紙だが、記憶を辿るとそのシーンが記載され、死亡した人物の顔・死亡時の会話の内容・死体の場所・他の登場人物がワンセットで記載される。顔のほうが基点になるが、その人物が既視のシーンで何処に登場したのかをブックマークして確認する事も可能。最初は顔がぼやけて表示されるが、特定可能な情報が出そろった段階でクッキリと表示されるのも、ジックリ進めている場合は手掛かりになる事もあるだろう。 一番のミソ、同時にプレイヤーにとって一番の壁であり目的となるのは、このゲームは今まで多くの推理ADVが成し得なかった「プレイヤーに推理する事を要求する」という点を実現しているという点に尽きる。捜査以外の要素は多くの手助けがあると言って良いだろう。本と懐中時計は使いやすいし、時間制限イベントやミニゲーム、リソースの管理などの無駄な要素は一切ない。ところが、何せ60人分であるし、死因は25個程度あり、他殺なら犯人の名前も60人のリストから選ぶのだ。正解した場合は答え合わせが入り、想像としてのメモ書きから事実としての印刷へ変わるが、3人ワンセットでチェックが入る為、ブルートフォースは通用しにくい。死因は場面に行けば(犯人の名前を除き)かなり容易に特定できるので、30人くらい特定したら国籍や役職から絞った5人前後の中で総当たりも出来なくは無いが。特定の国の風習・服装・所持品・言語を頼りに特定する人物も多いので、Google先生が頼りになるだろう。中々名前が特定できない人物は、「モジャヒゲ男1」だの「ハゲシリーズバージョン4」だのと適当に名前を付けると捗る。 音楽や効果音の使い方、音響や痛々しい断末魔などは極めて気合が入っておりマッチ度も良く、捜査に一役買っている。メインテーマの一部でもあるSoldiers of the Seaは秀逸。 ゲーム最大の欠点は、一度プレイした記憶を消去する機能が標準装備されていない事か。少しづつ明らかになる乗員消失の背景も、全てが語られないだけに想像の余地があり楽しめる。スポイラー系のサイトも多いので、可能な限り避けた方が良い。手前味噌だが、スポイラー控えめのガイドをSteam上に投稿しているので参考にしてほしい。 https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=1745877927すべて表示閉じる
定価で購入しました。全実績解除済。 結論から言うと、素晴らしく革新的で知的好奇心を満たしてくれるゲームです。 しかしながら、推理が苦手な人、めんどくさがりな人が普通にプレイして楽しめるゲームではありません。 同じ場所を何度も往復して、じっくり考えるゲームです。 一通り見て回っただけで、多くの謎が解けるであろうとサクサク進めていると後で絶望するかもしれません。 私は絶望しました。 膨大すぎる過去世界の入り口だけが残ります。 一人をブックマークしてストーキングしようにも、ファーストトラベルがなく、決して見やすいとも言えないMAPのおかげで、誤った過去世界に何度も入ってしまいました。 正しい過去世界に入ることが出来たとしても、ストーキング対象がどこにいるのかを探すことに多大な時間をとられます。 はっきり言って、ゲームの革新性にUIが追いついていません。 しばらくして詰まってしまい、攻略のヒントがわかりやすく書かれているサイトを参考にしましたが、 やはり「〇〇のあたりをよく見てみよう」というような的確な指示どおりに捜査を進めると、 他人の力を借りた後ろめたさと作業感がありました。 このゲームに対してアンテナが向いている多くの人にはおすすめできますが、私自身にはおすすめできません。 追記:推理力に自信がない&めんどくさがりな人に向けてのアドバイス 上記に該当しない限り、自由にプレイするべきだと思います。 ですが後に他の方の実況プレイなどを見つつ分析した結果、 私があまり楽しめなかった原因は、プレイスタイルにあったのではないか、という結論に達しました。 そういう人でもプレイスタイル次第では十分に楽しめるのではないかと思い、これを追記しました。 前述しましたが、いずれ名前が大量に判明する瞬間が訪れるだろうと期待していると、 ストーリーが一通り終わった瞬間、それが裏切られたことを実感します。 そんなに甘いゲームではありません。 肖像画が鮮明になる(名前が推理可能になる)タイミングは非常に大きなヒントになります。 こまめにチェックして、肖像画が鮮明になったらその場で推理してしまうのが理想です。 たとえ推理が出来なくてもタイミングをメモしておいたほうがいいかもしれません。 後に回すと、決定的瞬間は膨大な過去世界と残留思念の海に埋もれてしまいます。 その状態からの調査は楽しいものではありませんでした。 漫然と進めず、ある程度、自分なりのストーリーを組み立てながら進めていくべきでしょう。 過去世界の中の死体から別の過去世界に飛ぶ場合は、必ず直前の瞬間に飛ぶ、ということを覚えておいたほうがいいかもしれません。 その場合、しばしば飛ぶ前の過去世界の状況を理解する上で重要なヒントが飛んだ後の過去世界にあります。 以上をまとめるのならば、 『機械的に穴埋めをしながらストーリーの先へ先へと行かず、一つ一つじっくりと検証しながらプレイしたほうがいいでしょう!』 ということです。すべて表示閉じる
Papers, Pleaseの入国審査官に続いて、保険調査官が本作の主人公と、ゲームでは滅多に扱われない職を題材にした推理物のアドベンチャーゲーム。 前作と比べると、本作のゲームプレイは全く別の作りになっていて「前作はアクションゲームな要素もあったなぁ」と思わされるくらい、今作にはちょっとしたアクションのような手を動かす遊びの要素が全くない。 フラグを立てれば話が先に進むような判りやすさも無く、最初から最後まで、現場を調査して自分で考えながら謎を解いていく、純粋な推理ゲームになっている。推理の難易度は個人的には相当高めだと思う。推理ではなく推測が必要になる事もしばしば。 同じ場所をウロウロしても答えが見つからず、所々ストレスを感じてしまうかもしれない。前作で所々見られた笑いの要素も本作では殆ど見られず、シリアスな状況が続くのも結構重い。そう言った意味では前作よりも人を選ぶゲームになっちゃったかなぁ。 1-bit Renderingのグラフィックは独特の味わいがあって素晴らしいし、登場人物それぞれの思惑が多層に重なってて重厚なドラマになっている。歯ごたえのある本格的な推理ゲームを求めている人なら相当楽しめると思います。すべて表示閉じる
古き良きアドベンチャーゲームを模した素晴らしいワイヤー風3D世界、そしてそれとは反したリアルな音像。 そこから導き出されたものは船酔いでした。 面白そうな内容なので先へ進めたい気持ちが強くあるんですが、気持ち悪くて続行出来ない。 とても……とても……残念です。すべて表示閉じる
推理アドベンチャーゲームが好きで、多少は根気強い方にお勧めします。 このストアページの情報程度しか知らなかった私はプレイして度肝を抜かれました。 ストーリー・演出・音響、どれもがインディーゲームで群を抜いており、中でも一つ一つの場面が印象に残る演出効果は絶賛に値します。 ゲームでは、残留思念のビジョンを見ることで徐々に真相が明らかになっていく流れなのですが、必ずしも時系列通りではなく唐突にインパクトのある場面が見えたりします。 そのおかげで事の顛末が気になって仕方なく、一気にクリアしてしまう程引き込まれました。 良い意味でトレイラーにも裏切られました。 プレイヤーは保険調査官として商船「オブラ・ディン号」の損害査定書を作成する任務を負っていますが、全ての船員・乗員の名前と安否情報を断定せねばならず、これが中々苦戦します。 推測の域を出ない答えがあるかもしれませんが、根拠は必ずあります。 ヒントを探る為に繰り返し同じビジョンを見ることになると思いますので、根気よく頑張ってください。 (その頑張り分の達成感もあると思います!) 気になったところは、独特のグラフィックのせいで分かりづらい場面がいくつかある事です。 安否情報の推測で何度か困りました・・・。 なお、プレイ間隔が空いて人間関係や場面の時系列を忘れてしまうと推測に影響しますので、短期集中で臨むことをお勧めします。 フルプライスでも十分納得のいく傑作でした。 こんな素敵なゲームにまた出会いたいものです。すべて表示閉じる
このゲームは面白いので、これからプレイしようという方はなるべく黒塗りの部分を見ないでプレイすることをオススメします。 上記の通り普通に面白いゲームだったのですが、みなさんのレビューがあまりにも絶賛の嵐だったので「言うほどか?」と思い、あえて批判する側の視点からレビューさせて頂きます。 私がこのゲームを言うほど楽しめなかったのは、以下の2点の理由によります。 ■人物の特定について 始めのほうは回想シーンやセリフ、写真などから容易に推察する事が出来ます。 中盤以降になると、一連の事件の流れやその人の役職などを鑑みる必要が出てきます。様々な回想シーンや資料を繰り返し細部まで確認し、ようやく特定できたときは脳汁ドバドバ溢れました。 ところが終盤になると、どうやっても特定できない人たちが残ってしまいました。それは私が「ある一つのこと」に気づけなかったからです。というかこんなん普通気づけるか?このゲームプレイしている人の何割がこれ気づけるんだ?? ※「ある一つのこと」とはハンモックのことです。 それためどうしても特定出来なかったですが、その人たちの人種は分かっていたのでとりあえず仮置きで人を埋めておいたんですよね。(「この甲板員は~」という仮置きは出来るが、「このロシア人は~」という仮置きは出来ないので人名をそのまま埋めるしかない) そしたら「3人正しければ強制的に答え合わせが始まる」システムが作動し、意図せず特定したことになってしまいました。 残りもそんな感じで何だか釈然としないまま全員の特定が完了しました。自分の中では全然特定できていなかったのに。 ■謎解きゲームとして プレイヤーはあくまで回想シーンの一場面を見ることが出来るに過ぎず、結局そこで起こってた真実を知ることが出来ないのです。 そのため、「状況から死因はAかBのどちらかに絞られるが、それ以上は分からない」といった場合は、どっちを選んでもOK!という仕様になっています。そんな謎解きゲーある? 特にIV章、女の首から血が出てるのに答えは絞殺なのか…。ずっと人魚の牙で食い殺されたのかと思ってた。あと、箱の謎ビームの死因も焼死・感電死・毒死のどれでも正解っていうのもどうなんだろう。むしろどれもしっくりこない。 最後までプレイしても、プレイヤーはほとんどの真実を知ることが出来ません。 様々な謎解きゲームをやってきましたが、ここまでプレイヤーに考察を(悪く言えば)丸投げするゲームはなかなかありません。 【総評】 色々言いましたが、私がこのレビューを書いたのは「大量の絶賛コメントの中に一石を投じる」ことが目的であり、このゲームが値段以上の良作であることは間違いありません。 「こんな意見もあるし、そんなに期待せず買ってみよう」と思ってプレイして頂き、絶賛して頂ければ幸いです。すべて表示閉じる
自分の目の前で人が死ぬときはその人の名前と自分の名前を叫ぶことにする。すべて表示閉じる
サクサク解いてポンポン進みたい人には勧めないです。 非常に高評価ですが、万人受けしているということではありません。 ある程度連続してプレイできる人にお勧めします。1日おきの1時間プレイとかでは、気付けるものにも気付けません。 また、このゲームはストーリーではなく推理を楽しむためのゲームです。攻略サイトありきの人には価値はありません。 私は勘違いのせいでドツボにはまってお手上げでした。同じ人物なのに人相が違って見えることにも足を引っ張られました。 こうなるともう地獄です。攻略サイトがなかったら最後まで行けませんでした。 しかし評価の通り、楽しめる方も多くいることも また事実でしょう。すべて表示閉じる
「いや、そんな!あの手は何だ!窓に!窓に!」 ーH・P・ラブクラフト『ダゴン』 ストーリー 西暦1803年に洋上で消息を絶った商船オブラ・ディン号が港へ戻ってきた! 東インド会社の保険金査定官である貴方の役目、それは無人船と化したオブラ・ディン号に乗り込み、この商船の乗組員の安否とこの船で何が起きたのかを調査することである。 システム ゲームシステムはいたってシンプルである。 それはオブラ・ディン号を探索し、失踪した乗組員の「名前」と「安否」を確認することだ。 年月を経て老朽化したオブラ・ディン号の船内には当時起きた状況そのままの白骨死体が散乱しており、主人公は謎の人物から譲り受けた「死者の残留思念にシフトすることができる懐中時計」を用いて、死者たちが死の瞬間に見たもの、聞いたものから彼らとその関係者に何が起こったのかを推理しなければならない。 懐中時計のほかに譲り受けた当時の状況を記した手記を用いることで、オブラ・ディン号の船長以下60名に及ぶ乗組員たちの関係性をさながら糸玉のごとく解きほぐすことが可能となっていく。 貴方の推理が的中し乗組員の名前と安否が判明するにつれ、この商船でどんなことが起きたのか、なぜオブラ・ディン号は無人船と化してしまったのかが明らかになっていくことだろう。 感想 『Papers, Please』のデベロッパーの新作であるが前作に引き続いて、よくまあこんな独創的なゲームを思いつくなと感心させられた。 有体に言ってしまえば、無人船をウロウロして、乗員名簿というクロスワードパズルを解き明かすだけのゲームなのに、これほど遊び手を引き付けて離さない誘引力は、シンプルながらも計算されつくしたゲーム性の賜物だと思う。 同時に本作は小細工なしの純然たる推理ゲームであり、Youtubeや有志によるウォークスルーに頼らず独力で謎を解き明かした時のカタルシスは言葉にならない(ゴリ押しでも解くことはできるが) 将来、本作が謎解きパズルゲームのエポックメイキングになることは間違いないと思う。おススメ。 評価 【POS】 ・死者の残留思念を用いて推理を行うという斬新な設定。 ・自分の頭脳と推理力のみでプレイするという挑戦的なスタイル。 ・美しいモノトーン調で描かれるオブラ・ディン号とその様子。 【NEG】 ・謎解きに息詰まると船内をウロウロするだけの苦行と化すゲーム性。 ・「結末は解釈に任せる」という、ある意味投げっぱなしのストーリーすべて表示閉じる
過去の情報を元に推理し謎を解くゲームのひとつがこの『Return of the Obra Dinn』ならば、このゲームは推理するゲームではなくなっていくゲームである。 最終的にこのゲームに求められるものは、地名や人種的特徴だったり等のゲーム外の情報を使った当てずっぽうである。例えばこのゲームは中国人が何人か登場するのだが、彼らの名前は一切呼ばれないため役職による穴埋めが完了してしまえばそれ以上の推理は不可能になる。そこで、三人当たれば答えを教えるゲームシステムを利用して、当てずっぽうで名前を穴埋めしていく形式を取らざるを得ず、とても推理とは言い難いゲームプレイを最終的に余儀なくされる。 つまりこのゲームの推理は前半までで、推理が終わったあとは当てずっぽうを利用した事務的な穴埋めゲームと化してしまう。結論から先に言えば、このゲームは推理要素のある廃船ウォーキングシミュレーターといえるものだ。多くの評者がレビューするような、本格的な推理ゲームでは決してない。 あと一つ不満なのは、あまりに安直な表面的特徴を使わざるをえない推理ごっこの数々だ。なにも中国人の見た目だからといってその人が中国語を話せるわけでは現実にないということだ。たとえば、ロシア語を話す集団の中に英語を話すものがこのゲームに出てくるのだが、彼のように人種的特徴のとおりの人物ではない人をもう少し増やしてもいいと思う。ネタバレになるのでくわしくは書かないが、人種にかぎらず小道具類についても同じだ。あまりに安直な表面的特徴を使わざるをえないのは推理ゲームとして面白くない。一言で言えば、登場人物に深みがなく薄っぺらい。(そうであるがゆえにストーリーも凡庸でこじんまりとしているが、音楽や声優が素晴らしいのでどうにかゲームとして成立している節がある。) システム面でいえば、時計から出てくる蒸気をいちいち追わなければ行けない冗長な仕様「も」地味にストレスがたまる(他にも色々あるが割愛)。そもそもこのゲームの進行は奇妙なもので、プレイヤーに廃船中を歩かせて一通りすべての死亡シーンを開示してくる。だが、自分なりのペースで立ち止まってこつこつ推理するのが好きな人には余計だろう。そもそも推理とはそういう地味なものだろう。六十人近い人々の死因を推理していくのだから一つずつ丁寧にやったほうがいいことはプレイする前からなんとなく分かるだろうから。なので、このゲームに対するいくつかの不当な低評価にわたしは与しない。 むしろ重大な問題点は、なぜ息つく暇もあたえずにすべての死亡シーンをはじめから開示しようとしてくるのか、なぜ立ち止まって推理させないのかという点にある。わたしがこのゲームで唯一解けなかったのは、推理ゲームとしてみれば不可解としかいえない、こうしたゲーム進行を成立させる作者の演出意図だった。(たんに廃船を見せたいだけでは?という疑念はここにもある。) まとめると、このゲームは構造的に推理ゲームではなくむしろウォーキングシミュに近く、かりに推理ゲームとして評価を下すならば良質な推理とは言えず、凡庸で面白みのない、ごくありふれた推理ごっこゲームの一つである。しかも推理要素はゲーム全体のおよそ前半までで、後半はもはや推理でもなんでもない事務的な穴埋めゲーム、ゲーム外の情報を使った(つまりゲーム内で完結していない、出来の良くない推理ゲームにありがちな)当てずっぽうのゲームが始まる。 いずれにせよ、ネットの口コミで言われている「本格的な推理」を期待してこのゲームをプレイすることはおすすめできない。このゲームの独特のビジュアルアートに魅かれる人、廃船が好きな人、ウォーキングシミュレーターが好きな人には最高のゲームだろう。すべて表示閉じる
出典: Steamユーザーの元レビュー。参考票はアーカイブ時点のもので、ライブデータではありません。最終収集: 2026/08/15。